今週の写真
愛媛県においても高病原性鳥インフルエンザが発生致しました。12月10日、西条市管内の採卵鶏農家で高病原性鳥インフルエンザに感染した鶏が確認されました。この報を受けて県は約23万羽の採卵鶏を殺処分する予定だそうです。鳥インフルに関しては今年の10月17日に国内で初の発生が確認されていて、これまでに11道県13事例発生し、約150万羽が殺処分の対象となっています。愛媛県においては2022年度も発生しており、2年ぶりの発生になります。養鶏農家の方々にとっては経営的に大打撃となりますが、いくら予防を徹底していたとしてもウイルスが入ってくることを完璧に防ぐことは中々困難なことです。なぜならほとんどの場合野鳥が運んでくるからです。インフルエンザウイルスはA型・B型・C型の3種類存在します。そのうちのA型タイプのウイルスが鳥に感染します。通常渡り鳥などの水鳥はウイルスを持っています。持っていても大きな問題にはなりません。ところが、鳥から鳥に感染が継続してる間にウイルスが突然変異して病原性の強いウイルスに変化してしまうことが起こります。このウイルスを高病原性鳥インフルエンザウイルスと言います。このウイルスに感染すると下痢や呼吸器病を引き起こし鶏が次から次へと死んでいくばかりか別の農場へ感染を広げるリスクが高まってきます。そこで仕方なく早期に殺処分を行うということになってしまいます。何の罪もない鶏さんにとっても気の毒なことだし、それを行う人にとっても大変残念なことです。
それでは今週も当院で写真を撮った子たちの写真を掲載します。 写真を撮った方は是非お家のわんちゃんねこちゃんを探してみて下さい。
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