今週の写真
秋の果物、梨・ぶどう・栗が終わり、これからは柿・みかん・りんごが旬の季節になりました。柿の木は元々は東南アジア原産の固有種ですが、現在では世界中の多くの国々で栽培されています。世界の生産量では中国がだんとつで、次いで韓国、日本、ブラジルの順になっています。日本での生産量は和歌山県が1位、次いで奈良県が2位となっていて愛媛県も7位にランクされています。柿は甘柿と渋柿に大別され、甘柿は渋柿の突然変異と考えられています。甘柿は一般的に温暖でないと育ちません。なので北海道では渋柿だけのようです。逆に沖縄では甘柿は暑くて腐ってしまうようでして、現在は沖縄県以外の各地で生産されています。柿の実に含まれる主な有効成分は、グルコース・マンニットなどの糖質10%、ペクチン、カロチノイド、タンニン、ビタミンC、リコピンなどです。抗酸化作用が強くがん予防に良いとされています。『柿が赤くなると医者が青くなる。』ヨーロッパでは『トマトが赤くなると医者が青くなる。』といわれる諺があります。昔は柿の豊富なビタミン類とミネラル類が医者いらずの万能薬として知られていたようです。ついでミカンの生産量の1番はどこでしょうか?当然のことながらわがふるさと愛媛県でしょって言いたいところですが、実は和歌山県でした。みかんの中で最も有名な温州みかんは鹿児島県を原産とする柑橘類の一種で、さまざまな品種があり、いろいろなブランドが存在します。温州蜜柑の由来は中国浙江省の温州市から入った種子を日本で蒔いて育てたからという説が有力なようです。愛媛県産ブランドとしては、晴れ姫・・せとか・カンペイ・紅マドンナなど色々ありますが、最も新しいブランドは紅プリンセスです。これは紅マドンナとカンペイを掛け合わせた新品種です。早く賞味したいものですね!温州みかんは「ビタミンC」が豊富なため、肌荒れや風邪予防に効果があるといわれています。 また、果肉の袋には便秘改善の作用がある「ペクチン」も多く含まれています。 さらに袋や白い筋には、フラボノイドの一種「へスペジリン」が含まれており、高血圧や動脈硬化を予防する効果があるといわれています。柿やみかんなどの身体に良い秋の味覚、沢山買って毎日でも食べたいものですが、今の物価高騰によって果物も高くなっていて私たち庶民にとっては家計に重く響きますね!次回は林檎についてです。
それでは今週も当院で写真を撮った子たちの写真を掲載します。 写真を撮った方は是非お家のわんちゃんねこちゃんを探してみて下さい。
10月30日
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