今週の写真
世界の山火事の発生面積は20年前と比べて約2倍に拡がっているそうです。今年は、約100人の死者が出ているハワイ・マウイ島の火災のほか、カナダ、ギリシャ、ポルトガル、チリなど各地で大規模な山火事が相次いで起こりました。米シンクタンク「世界資源研究所」の報告では、山火事により年800万ヘクタール以上の森林が焼失しており、この広さは東京都の約40倍の面積だそうです。火災を悪化させる原因が地球温暖化だということが指摘されています。また、地球温暖化現象により北極の氷はどんどん解けて減少していて、アルプスの氷河もこのままいくと今世紀の末までには溶けてしまうと危惧されています。2050年までに「気候難民」と言われる人たちが、世界で2億人超発生すると予測されています。「気候難民」とは地球温暖化による異常気象で住んでいた土地を追われる人々のことを言います。スイスにある国内避難民監視センター(IDMC)によると、2021年の武力紛争による国内避難民が1440万人であるのに対し、気候変動に関係する自然災害による国内避難民は2230万人だそうです。そのうちサイクロンなどの避難民が1150万人、洪水による避難民が1010万人とされいます。世界銀行は、2021年に発表した報告書の中で、2050年までに世界で2億1600万人の人々が気候変動が原因で国内移住を余儀なくされると懸念しています。2021年末時点で紛争や迫害により発生した難民が8930万人であることを考えれば、2億人を超す気候難民がいかに重大な問題かがわかるというものです。バングラデシュでは海面上昇によって2050年までに国土の17%が水没し、そこで暮らす2千万人が住まいを失う恐れがあるといわれています。2022年にパキスタン全土の3分の1を水没させた洪水も気候変動の影響であることは明らかです。地球温暖化に起因する海面上昇により、太平洋の島嶼(とうしょ)国のキリバスやツバルなどは、国土のかなりの部分で住めなくなる可能性が高いと言われています。世界各国のリーダーたちには気候変動による対策を真剣に考えていただきたい。戦争なんかしている場合ではないでしょう!また日本は金さえあれば食物なんか外国から買って来ればいいやという方針で来たため、世界で食糧危機が酷くなった場合大変な目に会うのは明らかだと思います。日本の食料自給率の向上を推進するような政策に早く舵を切ってほしいと願っています。
それでは今週も当院で写真を撮った子たちの写真を掲載します。 写真を撮った方は是非お家のわんちゃんねこちゃんを探してみて下さい。
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9月22日(金)