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2023-05-28

２０２３年３月２０日に国連のユニセフから発表された世界幸福度ランキングによると１４６か国中第１位はフィンランド、第２位デンマーク、第３位アイスランドでした。１０位以内に欧州の国の８か国がランクインされていました。日本は４７位。なんで日本はこんなに順位が低いんだと思われるかも知れませんが、その理由としてジェンダー平等の精神が欠けているという事が指摘されています。ＬＧＢＴ理解増進法案も自民党の反対によって中々法律化できないようです。日本は人権に疎い国、１９８９年の中国の天安門事件の時には先進国の人権侵害に対する制裁を日本だけが庇いました。また、ロシアのクリミア半島侵攻に関する人権侵害にもやはり日本だけが反対したという事実があります。入管法改正案も今話題に上っていますが、是非とも人権を守ることが可能な法案にしてほしいものです。冒頭の幸福度ランキング４７位に驚いた方もいらっしゃるでしょうが、子供の幸福度はより深刻です。体の健康に関しては３８か国中第１位でしたが、精神的幸福度はなんとワースト２位の３７位なのです。いじめ・虐待・自殺率の高さなどが関係しているようで暗澹たる気分になってしまいます。日本の貧困率も高く４７か国中ワースト１２位というランクです。そのうち母子家庭の５０％の家庭が貧困だというのだから本当に悲惨な状況です。子供の少子化も歯止めがかからず、昨年の出生数は８０万人を割り込んだというニュースは記憶に新しいと思います。政府は異次元の少子化対策とか言って支給期間を「高校生まで」に広げ、支給額を月1万円に。第3子以降は、3歳から小学生まで現在の倍となる月3万円などと言っていますが、これが異次元なのかと疑問を抱くのは私だけでしょうか？もう何十年も前から分かってきていることなのに抜本的な対策をやってこなかったからのつけであってそんなことで出生率が大幅に改善するとは私には到底思えません。今必要な事あるいはこれから先必要なことは出来るだけ貧富の差を解消すべき政府が努力することに尽きると思います。非正規雇用を減らして中間層を増やすこと、そのことが究極的な少子化対策につながることだと思っています。そのための案としては、学び直しのセーフティーネットを拡充、教育費、科学振興費の拡充、防衛費の削減、累進課税の強化、消費税撤廃、金融税制の強化などですが皆様のお考えはいかがでしょうか？

それでは今週も当院で写真を撮った子たちの写真を掲載します｡写真を撮った方は是非お家のわんちゃんねこちゃんを探してみて下さい。

５月２２日（月）