今週の写真

2022-10-03

2022年㋅1日より犬・猫のマイクロチップ装着と登録の義務化が法制化されました。マイクロチップの登録と義務化が始まって3か月経過。2021年度の犬の登録数は約22万頭。猫はその半分の約11万頭でしたが、今後登録数はどんどん増加していくことでしょう！マイクロチップは1980年代後半にはアメリカで小動物用として開発され、動物の個体識別に使用されていました。日本にマイクロチップが導入されてからすでに20年以上経っています。マイックロチップへの社会的関心が高まったのは1995年阪神淡路大震災の時からです。迷子になった犬・猫の飼い主探しにかなり手こづった経験から1998年（平成10年）から登録事業が始まりましたが、当初は登録される飼い主がまだまだ少なくて余り普及しませんでした。しかし、東日本大震災や熊本地震などの災害をきっかけにマイクロチップの装着の機運が高まり、法制化にやっと辿り着いたという次第です。欧州などではスウェーデンが2001年に、イタリアが2004年に、他の国々でも2010年代には法制化されていて日本ではやや遅れた感はありますが、法制化に取り組んで下さった関係各位の方々には大変感謝しています。この制度が十分に機能して迷子の犬・猫が1頭でも多く飼い主様の元に戻ることを祈っています！

それでは今週も里親募集の欄をお借りして当院で写真を撮った子たちの写真を掲載します｡写真を撮った方は是非お家のわんちゃんねこちゃんを探してみて下さい。

９月２６日