今週の写真
今年のノーベル物理学賞に眞鍋淑郎プリンストン大学上級気象研究員が授与することが決定致しました。眞鍋氏は日本人でなおかつ新宮村(愛媛県四国中央市)出身者なのです。我が同胞の快挙に多くの日本人が喜んでいることと思います。これで日本からのノーベル賞受賞(米国籍を含む)は19年の吉野章さん(化学賞)以来2年ぶり、合計で28人目になるそうです、但しもろ手で喜んでいるわけにもいかないようです。これまでに受賞された本庶 佑先生や大隅 良典先生等の多くの研究者が大学の基礎研究部門での予算削減に危惧されています。今回の受賞者の眞鍋さんであっても米国で研究できたからこそ受賞できたと本人が語っています。一方日本の研究環境は徐々に厳しくなってきています。研究資金がすぐに役立つ分野や流行の分野に偏り、基礎的な自由な研究を続けにくくなっています。毎日新聞の余禄に、国別論文数で日本はインドに抜かれ、世界10位に転落しているという。今年の8月に文部科学省が発表した報告によると、日本はトップ中国の1割程度、主要7か国(G7)の中でも最低だったのです。しかも2000年代の4位から低落の一途をたどって来ているのです。日本のリーダーたちはこのことに関して危惧しているのでしょうか?今大学の自治さえ危ない環境になってきているようです。山梨大学の大学院研究部医学領域の教授が解雇されたことを理由に山梨大学を提訴することになりました。本人は反大学派の排除が解雇理由と主張しています。同大学では 学長任期一期2年を改定して再任しようとしています。学長を選ぶ際の公正な慣例だった教員による意向投票は無視され、上層部だけで決めようとしているようです。東大でも同様なことが起こりました。国家公務員の上層部は官邸に人事権を握られ、本当に優秀な人には倦厭されはじめ、大学の基礎的な研究予算は毎年削られ、人事も握られ始めたらどうなるのか?学術会議の6名の任命拒否の問題も何の説明もなく岸田内閣も踏襲するようです。この先一体どうなっていくのか?皆さんは心配になりませんか?心配してるのは私だけでしょうか?
それでは今週も里親募集の欄をお借りして当院で写真を撮った子たちの写真を掲載します。
写真を撮った方は是非お家のわんちゃんねこちゃんを探してみて下さい。
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