今週の写真
中学生の頃、生徒を対象にした天体観察というイベントがあって、お寺の境内に寝転んで星空を眺めたことが想い出に残っている。その時の星の輝きの綺麗さに魅了され、宇宙に興味を抱くようになった。その後すぐに友人が天体望遠鏡を買ったというので、夜遊びに行き覗かせてもらった時の感動が今でも記憶の残っている。当時世界の時刻系や緯度の基準となるグリニッジ天文台が有名だったが、天文台には星を観察する大型望遠鏡が設置されている。1999年アメリカ・ハワイ島のマウナ・ケア山山頂(標高4,205m)に日本の国立天文台の大型光学赤外線望遠鏡(スバル)が設置された。直径8.2mという当時世界最大の一枚鏡をもつ反射望遠鏡であった。しかしどんな高性能な大型の望遠鏡であっても大気により歪が生じ完璧な像にならないという。そこで考え出されたのが宇宙望遠鏡であった。地上約600km上空の軌道上を周回する衛星の中に望遠鏡を設置するという大胆な発想だ。長さ13.1メートル、重さ11トンの筒型で、内側に反射望遠鏡を収めており、主鏡の直径2.4メートルのいわば宇宙の天文台である。大気や天候による影響を受けないため、地上からでは困難な高い精度での天体観測が可能となった。その衛星が1990年に打ち上げられたというからさらに驚きです。現代の宇宙理論の基礎を築いたアメリカの天文学者エドウィン・ハッブルに因んでハップル宇宙望遠鏡と名付けられました。およそ30年間の間に5回ほど故障し、その故障を修理するためNASAのロケットで衛星に近づき、宇宙飛行士が直接修理を行ったというから本当に驚愕に値します。 後継機として米欧とカナダが開発し、赤外線観測に特化した「ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡」の打ち上げが年内に予定されているそうです。
それでは今週も里親募集の欄をお借りして当院で写真を撮った子たちの写真を掲載します。
写真を撮った方は是非お家のわんちゃんねこちゃんを探してみて下さい。
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8月7日