今週の写真
12月19日現在12の県の合わせて30の養鶏場から鳥インフルエンザが確認されています。11月前半に香川県、12月14日に高知県、19日に徳島県に確認され、愛媛県は戦々恐々としているのではないでしょうか?
鳥インフルエンザについては以前にこの欄で説明致しましたが、再度説明させて頂きます。鳥インフルエンザは、A型、B型、C型、D型の4種類があります。
- A型インフルエンザウイルス – 季節性インフルエンザ、鳥インフルエンザなど
- B型インフルエンザウイルス – 季節性インフルエンザ
- C型インフルエンザウイルス – 主に小児に感染する
- D型インフルエンザウイルス – ウシやブタなどの家畜に感染する
D型インフルエンザは人には感染しません。C型インフルエンザは主に小児などに感染しますが、症状は軽く普通の風邪引き程度です。B型インフルエンザは人だけで流行し、ウイルス自体大きな変異を起こしません。特に問題になるのはA型インフルエンザで、このA型ウイルスはヒトを含むほ乳類や鳥類に広く分布していて、時には遺伝子に変異が起こることが分かっています。ウイルスに大きな変異が起こった時にパンデミック(大流行)を引き起こします。第一次世界大戦中に起こったスペイン風邪がそうです。この時は世界中で約4000万人が亡くなったと言われています。日本でも2300万人の感染者と38万人の死者が出たと報告されています。ほかにアジア型、香港型、ソ連型の3種類が知られています。また、動物のインフルエンザが変異し人から人へと容易に感染するようになったものを新型インフルエンザと言います。2009年に流行した豚由来のインフルエンザが新型インフルエンザと言われています。また、鳥から鳥(家禽)に感染伝播して行く過程でHA遺伝子に変異が起こって、強毒株となったものが、高病原性鳥インフルエンザウイルスです。このウイルスは鳥から人にも感染することが報告されていますが、現在全国で流行している鳥インフルエンザに関しては人が感染するリスクはほとんどないとのことですが、いつ何時大きな変異が起こりパンデミックを引き起こすかわからないので注意が必要です。
それでは今週も里親募集の欄をお借りして当院で写真を撮った子たちの写真を掲載します。
写真を撮った方は是非お家のわんちゃんねこちゃんを探してみて下さい。
掲載をご希望されない方は、お手数ですが当院までご連絡下さい。(TEL0898-32-6054)
飼い主様が一緒に写っている写真は、飼い主様のご希望がなければ掲載を控えさせて頂いております.
12月14日
122月15日
12月17日
12月18日
12月19日