今週の写真

2024-12-08

近年、全国各地の水道や河川、井戸の水から、「PFAS」(ピーファス) と呼ばれる化学物質が検出されるようになってきました。「PFAS」とは1940年代にアメリカのデュポン社が開発した有機フッ素化合物のことです。テフロン加工されたフライパンのコーディングの素材として使われ、水や油を弾き、熱に強く、防水服・半導体・航空機火災に使用する泡消火剤・自動車の部品など多用途として使用されて来ました。1万種類以上の関連物質が開発されたということです。ところが、2000年代に入って一部の「PFAS」に発がん物質が含まれていることが指摘されるようになってきました。この物質の厄介なところは一旦河川などが汚染されてしまうと土壌などを汚染し、作物などに長期に渡り残留してしまうことです。やがてはその作物を摂取したり、汚染された水道水を飲んだ人の体内に蓄積・残留してしまうことです。日本では2010年より一部の「PFAS」の製造・輸入が禁止になりました。ヨーロッパでは2006年にいち早く規制が始まっています。国は水道水に含まれている「PFAS」の濃度の暫定目標値を健康に被害が生じないと考えられる水準の50ng/Lと定めました。現時点で日本国内の17か所の地域で水道水が高濃度に汚染されていることが判明しています。その中でもっとも汚染されているのが岡山県の吉備中央町です。3年ほど前から1000ng/L以上の高濃度に水道水が汚染されていることが市の調査により判明しました。「PFAS」（有機フッ素化合物）の汚染に関すること、今後気の止めて置いていてください！

それでは今週も当院で写真を撮った子たちの写真を掲載します｡写真を撮った方は是非お家のわんちゃんねこちゃんを探してみて下さい。

１２月２日（月）