今週の写真
咳が出始めると止まらない原因不明の犬の呼吸器疾患が全米で流行っているらしい。2022年の夏、米国ニューハンプシャー州で、イヌの呼吸器疾患が流行し始めたとの報告を初めて受けてから、1年以内にカリフォルニア州からフロリダ州に至るまで、全米の12以上の州で飼い犬に同様の病気が見つかったそうです。獣医学研究所において採取した犬の組織サンプルで一般的な呼吸器疾患の検査をしたが、結果はすべて陰性だったそうです。さらにウイルス、バクテリア、真菌、原生生物などの検査も実施したけれど、すべて陰性だったそうです。流行っている犬の呼吸器疾患の症状は、目やに、鼻汁、くしゃみ、嗜眠などの症状に加えて「進行性のせき」を伴うそうです。その症状は仔犬がごく普通に罹るケンネルコフに似ているそうです。今日本国内では咳止めのお薬が全国的に不足している状態で、もしこの原因不明の犬の呼吸器疾患が米国から我が国に侵入してくることがあるならば少々気まずいことになるのではないかと危惧しています。国内の検疫をすり抜けて侵入しないよう祈っています。
それでは今週も当院で写真を撮った子たちの写真を掲載します。 写真を撮った方は是非お家のわんちゃんねこちゃんを探してみて下さい。
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