今週の写真
2022年11月16日、最新鋭のロケットがケネディ宇宙センターから打ち上げられました。アルテミス計画の始まりです。アメリカ宇宙航空局(NASA)は新しい時代の幕開けだと宣言し、今後40トンもの資材及び人を月へ送り込む計画を立てています。アルテミスはギリシヤ神話に登場する月の女神で、アポロ計画の由来となったアポロンとは双子の関係になります。この計画には数百億ドル以上の予算と124か国・数千人の研究者やエンジニアが参加する予定だそうです。最先端のロケットシステム(SLS)を採用し、そのメインエンジンはボーイング747の30倍の推進力を持つのだそうです。月へのステップの第1段階では、SLSとオリオン宇宙船の無人飛行そして地球へ帰還。第2段階では有人飛行で月の軌道を回わりそして帰還。第3段階では有人飛行及び月面着陸そして帰還。その後ゲートウェイと呼ばれる宇宙ステーションを建設し、第4段階では有人飛行で月周回軌道上の月軌道プラットフォーム(ゲートウェイ)とドッキングする予定になっています。この計画はここで終了ではなく、その後月面基地を建設し、そこを足掛かりとして火星を目指すという壮大なものです。この計画を聞いて皆様はどう思われますでしょうか?確かに凄い計画なので凡人は想像することもできないくらいです。科学者の一人が言っていました。月から見る地球の素晴らしさは筆舌に尽くしがたいと。まぁ言っていることはわからなくもありませんが、月へ行ける人なんて極々わずかの人であってほとんどの人は無縁です。約半世紀前のアポロ計画の時は人々は熱狂しました。それは現在のように地球環境がボロボロになっていなかったからです。凡人の私が考えるのは、その数百億ドルの莫大な予算を地球環境の改善のためになぜ使えないのかという疑問です。科学者や為政者及び資産家の方々にとっては月や火星いわんや宇宙の色々な事象に関して興味が尽きないことは理解できますが、それ以上に地球環境を改善することにエネルギーを費やして頂きたいものです。半世紀前に宇宙船地球号を唱えたバックミンスター・フラーによる資源の無駄遣いに対する戒めを世界中の一人一人が心に刻んで地球を大切に扱って頂きたいと切に思います。
それでは今週も当院で写真を撮った子たちの写真を掲載します。 写真を撮った方は是非お家のわんちゃんねこちゃんを探してみて下さい。
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