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今回は佐藤 隆一郎先生という東京大学の先生が毎日欠かさずに食べているという【健康食材】のお話です。人にとってそれぞれ好き嫌いのある食べ物があるだろうとは思いますが、知識の豊富なお方ですので、耳よりの情報があるかもしれません!豆類50g(納豆1パック)、玄米茶碗1杯、手のひら半分のナッツ類などを摂取し、畜肉消費を抑えることが望ましいということです。 2022年、そのような疑問に答える論文が発表され、その論文によりますと、寿命を延伸する最も効果的な食材は豆類(100g~200g/日)、その次が全粒穀物(オートミルや玄米)(137g~225g/日)、ナッツ類(12.5~25g/日)とのことです。また、畜肉を摂らないこと(0g~50g/日)が寿命延伸につながるということです。この先生は毎夕食に納豆1パックを食べることを習慣にしていて、不足分は豆腐・その他で補い、1日100gに近づけることが大切だとのことです。高齢になるとお肉をたくさん食べなさいと推奨しているお医者さんもいますが、この先生は肉よりも大豆製品、乳・卵製品、魚介類を積極的に摂った方が良いと述べています。そもそも大豆はタンパク質を豊富に含み、脂質代謝改善、抗肥満効果があります。歳をとってくると骨格筋でのタンパク質合成能は低下して筋量低下を招くとともに食事量は減少しますが、必要とされるタンパク質量は成人の方と同じレベルだそうです。 したがってタンパク質を積極的に摂ることが必要となるので、良質タンパク質を供給する食材として、大豆、大豆製品、卵、乳製品、魚介類の摂取が重要だとのことです。後期高齢者の方はサプリメントなどで補給することも有効らしい。また抗老化作用をもつ食品を多く取ることが大切だそうです。色のついた野菜(350g)や果物(200g)を摂る習慣をつけることが望ましいようです。コーヒーや緑茶には抗酸化作用のある物質が含まれていて、コーヒーならば1日5杯程度までと緑茶は積極的に摂ることが望ましいようです。また、抗老化作用を持つポリフェノール類、ケルセチン(玉ねぎなど)、フィセチン(イチゴなど)、レスベラトロール(ブドウ果皮)などの様々な食品を多くとることが大切なようです。さらに大豆に含まれるイソフラボンは閉経後の女性にとって女性ホルモンの代わりとなり、骨粗鬆症、虚血性心疾患などの発症を遅らせることが期待されるとともに高齢男性で増加が懸念される前立腺がんの発症の予防にも貢献するようです。
それでは今週も里親募集の欄をお借りして当院で写真を撮った子たちの写真を掲載します。 写真を撮った方は是非お家のわんちゃんねこちゃんを探してみて下さい。
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