今週の写真
手術用ロボットのダビンチという名前を聞いたことがあるという方は多いと思います。少し前のテレビドラマで米倉涼子さん演じるドクターXなどの病院ドラマに出てきましたね。そのダビンチですがインテュイティブ・サージカル社という会社が2000年に開発し、その年から販売を始め、現在米国50州全土、世界69か国の医師に使用され、手術症例数は100万件以上、ダビンチ手術のトレーニングを受けたドクターはなんと6万人に上るというから驚きです。日本では2010年に発売され、450台以上が稼働しています。2018年に胃がんや食道がん、肺がんなどの術式が保険適用となったことで、コロナ禍でも年約20%のペースで症例数が増加し。ダビンチの稼働率向上により、採算が改善している病院も増えているといいます。そうした中、国産初の手術支援ロボット【ヒノトリ】が発売されました。川崎重工業とシスメックスが出資したメディカロイドという日本の企業が開発した製品です。ダビンチが約3億円と言われているのに対しこの製品は1億位と言われていてかなり低価格のようです。大きさもコンパクトで置くスペースも少なくて済むので評判は上々らしいのですが、この製品がこれからどこまで売り上げも伸ばしていけるかは注視していく必要があるようです。というのはメドトロニックという心臓ペースメーカーを中心とした医療機器の開発・製造・販売を行う米国の会社が2022年12月に販売開始となった新ロボット【ヒューゴ】を発売したからです。この製品を使用した医師の感想によると使い勝手はすこぶる良いということ、もしこの製品がヒノトリと同価格帯の設定であったとしたら大変手ごわい競争相手となるに違いありません。また、ダビンチの会社はダビンチSPサージカルシステムという新製品を開発いたしました。2023年に販売予定だそうです。4本あった手術用アームを1本に減らしたのが特徴で、患者への負担を軽くし、体の奥や狭い場所でも治療できるというすぐれものです。今まで腹腔鏡手術はお腹に3本の穴を開けなければいけなかったのが、およそ2.5㎝の穴1個で済むというのだから凄いの一言です。【ヒノトリ】どこまで頑張れるか?三菱重工のMRJはダメ、H3ロケットもダメ、ヒノトリもダメとなればかなりテンション下がりますね!
それでは今週も里親募集の欄をお借りして当院で写真を撮った子たちの写真を掲載します。 写真を撮った方は是非お家のわんちゃんねこちゃんを探してみて下さい。
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