今週の写真
寿命を縮める『ペットボトル症候群に気を付けよう」なんて見出しが出ていました。はて?ペットボトル症候群という言葉の意味、分かりますか?寿命を縮めるなんて書かれているのだから何となく体には良くないものなのかなと思いますよね!この言葉、1992年に聖マリアンナ医科大学が命名したというのだからさらに驚きです。30年前ですよ。その発症メカニズムは簡単に言うとこうだ。毎日ペットボトルに含まれる糖を摂取していると血液中は常に高血糖の状態になります。細胞はインスリンの働きでブドウ糖を取り込み、エネルギー源にしていますが、高血糖が続くと膵臓のβ細胞が弱ってきてインスリン分泌が低下してきます。そうなると細胞がブドウ糖を取り込むことが出来なくなります。血中にはブドウ糖があふれているのに、細胞はエネルギーが枯渇するという不思議な状態がおきます。 細胞がエネルギー不足になると、今度は脳が食欲のスイッチを入れ、「甘いものが食べたい」と強く思うようになるそうです。そのためにさらにペットボトルを飲むようになるのです。一方、体内では、細胞のエネルギー不足解消のため、体内で糖を脂肪やタンパク質から作ろうとしますが、その際生じる「ケトン体」という化合物が悪さを引き起こすのです。 つまりケトン体が多量に血中にあると血液が酸性に傾き、多尿、吐き気、倦怠感を引き起こし、重症化すると意識低下や昏睡状態を招きます。これがペットボトル症候群です。私も毎日ペットボトルを大量に飲んでいます。ただ幸いなことに飲んでいるペットボトルはたいていの場合お茶です。なのでペットボトル症候群に陥らずに助かっています。市販清涼飲料の多くには、100mlあたり10g程度と、かなり多く糖質が含まれています。スポーツドリンクには、たいてい100mlに6g程度の砂糖が含まれています。ペットボトル飲料の普及とその手軽さから、知らないうちに過剰な糖分を摂取してしまうのです。特に暑い夏はなおさらです。皆様気をつけましょう! 😯
それでは今週も里親募集の欄をお借りして当院で写真を撮った子たちの写真を掲載します。 写真を撮った方は是非お家のわんちゃんねこちゃんを探してみて下さい。
8月9日
8月10日
8月12日
8月13日