今週の写真
全国の養鶏農家の中で産卵養鶏農家の数は約2100戸、飼育羽数は約1億3800万羽です、ブロイラー農家の数は約2250戸、飼育羽数は約1億4200万羽です。産卵鶏は孵化後5か月齢位から産卵を開始し、約1年から1年半程の期間卵を産み続けます。肉用に商業利用される鶏のことをブロイラーと呼びます。卵用の鶏の飼育期間が1~2年であるのに対して、ブロイラーの飼育期間は短く、成鶏に達する前の生後50日程で出荷されます。今治は焼き鳥日本一を自負している街なのでブロイラーの処理施設も沢山ありますよね!
11月4日に香川県三豊市の養鶏場で、高病原性鳥インフルエンザの感染が疑われていましたが、香川県が行った遺伝子検査の結果、「陽性」となりました。そこで香川県はこの養鶏場で飼育されている約33万羽の採卵用のニワトリの殺処分を行うことを決定しました。また、半径3キロ以内にある26の養鶏場に対し、卵やニワトリの持ち出しや持ち込みを禁じる「移動制限」を、半径3キロから10キロ以内の区域に持ち出しを禁じる「搬出制限」をかけました。それにしても33万羽という数は半端ではないですね!
インフルエンザウイルスには、A型、B型、C型が存在しますが、通常ヒトに流行を起こすのは、A型とB型であり、A型は時に世界的流行(パンデミック)を引き起こしています。このA型ウイルスは、ヒトを含むほ乳類や鳥類に広く分布していて、時には遺伝子に変異が起こることが分かっています。鳥から鳥(家禽)に感染伝播して行く過程でHA遺伝子に変異が起こって、強毒株となったものが、高病原性鳥インフルエンザウイルスです。このウイルスは鳥から人にも感染することが報告されている恐ろしいウイルスなのです。私達は香川県三豊市の近隣地域に住んでいるので、特に野鳥の死亡などには気を付けましょう!
それでは今週も里親募集の欄をお借りして当院で写真を撮った子たちの写真を掲載します。
写真を撮った方は是非お家のわんちゃんねこちゃんを探してみて下さい。
掲載をご希望されない方は、お手数ですが当院までご連絡下さい。(TEL0898-32-6054)
飼い主様が一緒に写っている写真は、飼い主様のご希望がなければ掲載を控えさせて頂いております。
11月2日
11月4日
11月5日
11月6日
11月7日